2008年08月10日
精密射撃教本を読み解く (1) 基本的なテクニック
先日購入した精密射撃教本「オリンピック・ピストル・シューティング」から、順に要点をまとめていきます。まずは基本的なテクニックについて。このあたりは公開されているPDFにも載ってます。
オープン・スタンス(胸が標的に直面。または45度の角度)
保持する腕に動きが出やすい。
目に対する負担が軽く、長時間の試合時間に対して有利。
イン・ライン・スタンス、パラレル・スタンス(体側が標的に直面)
強固な腕の保持が可能。
頭が無理な姿勢となっていることから、首の筋肉が疲労しやすい。
スタンスの基本は、イン・ライン・スタンス。
頭は、傾けることなく、そのまま銃を握る腕の方に回す。
頭が傾いていると早く眼精疲労を起こしたり、バランスを崩す原因となる。
顔は、標的に向かって可能な限り正対するようにする。
手首で照準の方向修正をすることは間違い。
手首の保持は、待機時点で完了させておかなければならない。
横側からグリップを握ると、ピストルの反動をまっすぐ後ろに受けることが困難になる。
また、引き金をまっすぐ後ろに引くことが困難となる。
撃発と撃発の間に握りを緩めて、手に血液が循環できるようにする。
時々手を完全にグリップから離すことで、手の感覚が鈍化することを防ぐことができる。
両足は肩幅程度に開き、平行に配置する。
両足へ均等に体重を配分する。
下半身は射撃線に対して平行にする。
体の上体は腰からまっすぐ上に立ち上げる。
下半身に対して上半身(特に腰や肩)を捻ることは極力避ける。
照準時に目の緊張感を強く受ける場合は、体全体を標的方向に若干回すようにする。
ピストルを撃たない手はポケットに入れるか、ベルトに引っ掛ける。
このことでピストルを持たない手や腕をリラックスさせ、肩が動くことを防ぎ、射撃姿勢を一定化させることができる。
照準のためにピストルを上げる前に、通常の呼吸を数回行う。
撃発をおよそ10秒で完結することができなければ、腕を下げて呼吸を数回行い、そして再び同じことを始める。
より精密な射撃をするために、フロントサイトを中心にして焦点を合わすようにする。
精密射撃では、通常、標的の中心の下(6時の方向)に狙いのポイントを持つようにすべきである。
この方法では、照準の狂いを照準器と黒点の隙間を使って判断することができる。
引き金張力の小さいピストルでは、引き金は人差し指の第一節の中央(指の腹部分)で引くようにする。
引き金操作には、最も触覚の敏感な部分を使う。
発射後も、1秒程度はピストルを保持した状態を維持する。(フォロー・スルー)
撃発時の反動の後に、ピストルが撃発直前に保持されていた位置に戻ることを確認する。
引き金操作全体での最適な時間は5~8秒の間。
1回呼吸法
腕の持ち上げからげ撃発終了までを1回の呼吸で行う。
1. 息を吸うときに、標的の上まで腕(銃)を持ち上げる。
2. 息を吐き出すときに、腕をゆっくりと下げてゆく。
3. 呼吸を止めると同時に銃を止め、最後の照準を行う。
4. 正しい照準を行いながら、呼吸を停止した状態でスムーズな撃発を行う。(約6秒)
6. フォロー・スルーを行う。
2回呼吸法
腕の持ち上げから撃発終了までを2回の呼吸で行う。
1. 息を吸うときに、標的の上まで腕(銃)を持ち上げる。
2. 息を吐き出すときに、腕をゆっくりと下げてゆく。
3. 続いて中程度の呼吸(息の吸い込み)を行う。
4. 空気を吐き出しながら照準を上から下へ移動する。(約4~5秒)
5. ピストルが正しい照準位置にきたときに、呼吸は撃発が終了するまで中断される。(約3~6秒)
6. フォロー・スルーを行う。
ひとつの練習課題について、30分以上の連続した練習は避ける。
同じ課題を長時間行うことは、集中力の低下を招き、悪い技術が入って来やすくなる。
姿勢
オープン・スタンス(胸が標的に直面。または45度の角度)
保持する腕に動きが出やすい。
目に対する負担が軽く、長時間の試合時間に対して有利。
イン・ライン・スタンス、パラレル・スタンス(体側が標的に直面)
強固な腕の保持が可能。
頭が無理な姿勢となっていることから、首の筋肉が疲労しやすい。
スタンスの基本は、イン・ライン・スタンス。
頭の位置
頭は、傾けることなく、そのまま銃を握る腕の方に回す。
頭が傾いていると早く眼精疲労を起こしたり、バランスを崩す原因となる。
顔は、標的に向かって可能な限り正対するようにする。
グリップの握り方
手首で照準の方向修正をすることは間違い。
手首の保持は、待機時点で完了させておかなければならない。
横側からグリップを握ると、ピストルの反動をまっすぐ後ろに受けることが困難になる。
また、引き金をまっすぐ後ろに引くことが困難となる。
撃発と撃発の間に握りを緩めて、手に血液が循環できるようにする。
時々手を完全にグリップから離すことで、手の感覚が鈍化することを防ぐことができる。
足の位置
両足は肩幅程度に開き、平行に配置する。
両足へ均等に体重を配分する。
下半身は射撃線に対して平行にする。
体の上体は腰からまっすぐ上に立ち上げる。
下半身に対して上半身(特に腰や肩)を捻ることは極力避ける。
照準時に目の緊張感を強く受ける場合は、体全体を標的方向に若干回すようにする。
銃を保持しない腕
ピストルを撃たない手はポケットに入れるか、ベルトに引っ掛ける。
このことでピストルを持たない手や腕をリラックスさせ、肩が動くことを防ぎ、射撃姿勢を一定化させることができる。
呼吸の方法
照準のためにピストルを上げる前に、通常の呼吸を数回行う。
撃発をおよそ10秒で完結することができなければ、腕を下げて呼吸を数回行い、そして再び同じことを始める。
照準
より精密な射撃をするために、フロントサイトを中心にして焦点を合わすようにする。
精密射撃では、通常、標的の中心の下(6時の方向)に狙いのポイントを持つようにすべきである。
この方法では、照準の狂いを照準器と黒点の隙間を使って判断することができる。
引き金の操作
引き金張力の小さいピストルでは、引き金は人差し指の第一節の中央(指の腹部分)で引くようにする。
引き金操作には、最も触覚の敏感な部分を使う。
発射後も、1秒程度はピストルを保持した状態を維持する。(フォロー・スルー)
撃発時の反動の後に、ピストルが撃発直前に保持されていた位置に戻ることを確認する。
引き金操作全体での最適な時間は5~8秒の間。
呼吸法
1回呼吸法
腕の持ち上げからげ撃発終了までを1回の呼吸で行う。
1. 息を吸うときに、標的の上まで腕(銃)を持ち上げる。
2. 息を吐き出すときに、腕をゆっくりと下げてゆく。
3. 呼吸を止めると同時に銃を止め、最後の照準を行う。
4. 正しい照準を行いながら、呼吸を停止した状態でスムーズな撃発を行う。(約6秒)
6. フォロー・スルーを行う。
2回呼吸法
腕の持ち上げから撃発終了までを2回の呼吸で行う。
1. 息を吸うときに、標的の上まで腕(銃)を持ち上げる。
2. 息を吐き出すときに、腕をゆっくりと下げてゆく。
3. 続いて中程度の呼吸(息の吸い込み)を行う。
4. 空気を吐き出しながら照準を上から下へ移動する。(約4~5秒)
5. ピストルが正しい照準位置にきたときに、呼吸は撃発が終了するまで中断される。(約3~6秒)
6. フォロー・スルーを行う。
トレーニング実施においての留意点
ひとつの練習課題について、30分以上の連続した練習は避ける。
同じ課題を長時間行うことは、集中力の低下を招き、悪い技術が入って来やすくなる。
A4印刷 APSカップ ブルズアイ練習用ターゲット2
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APS-3のインナーバレルがずれてる
ピストル射撃 サーキット方式トレーニング コーチング音声
A4印刷 APSカップ ブルズアイ練習用ターゲット
精密射撃教本を読み解く (3) トレーニング方法
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本日、読書登録させていただきました。
今後の展開、楽しみにしています!!
そちらのブログ既に参考にさせていただいています!
実はAPS-3はmasterさんの記事を読んでからフロンティアに走って現金特価でゲットしました。
道具は揃ったので今後はひたすら自分との戦いになりそうなんですが、マイペースでがんばってみますー。
コメント通知のメールがなぜかスパムフィルタにかかってしまったようで、気づくのが遅れました。
ミリブロはとっても使いやすいと思うんですが、まだ慣れていない部分があるようで(汗
APS先輩方のブログは大変勉強になるので、私も少しでも情報提供できるようになりたいですね。よろしくお願いしますー。